クズすぎ

先日うちの奥さんから伝え聞いたところによると、

南青山に住む自称リッチな住人が、
「青山ブランド」を守るために、青山に建設予定となっている児童相談所に関して、そんなもの作るな、大反対と発言したとのこと。

詳しく記事を読むと、以下のような住民説明会での発言がみつかった。

・・・「青山のブランドイメージをしっかり守ってほしい。世界に発信していく町。土地の価値を下げないでいただきたい」と強く言い切った。別の在住女性も「入所した子供が一歩外に出ると、そこには幸せな家族、着飾った人、おしゃれなカフェ。その場面と自分を見たときのギャップ。そんな状況が心配。子供のことを考えてほしい」・・・

2チャンネル用語を使えば、

クズすぎワロタ

というところか。

ブランドだか何だか、 自分ならこんな住人と一緒に住んでいること自体恥だと感じるが、まあこのご時世 、自分良ければという人間はどんどん増えている。

それで思い出したが、以前沖縄の米軍基地についてどう思うかというインタビューで、銀座を歩いている年輩のマダムが、
「(・・・オホホ)まあ、どっかに基地がないと日本も困るでしょうからねぇ・・・」
と、人ごとのように発言していたのを思い出した。

間違っても自分の街に、基地なんぞは関係ないと言わんばかりに。

アホやなあこの人・・・米軍は無制限に日本上空を飛行する権利を今だに保持しているし、仮に東京のど真ん中に飛行機が墜落しても一切米軍は飛行制限なぞ受けないことを知らないんだろうなぁ。

もちろん児相は米軍基地とは違う。
しかし、ここではどちらも自分とは関係ないという「排除の記号」として機能している。

米軍の見えざる軍事力は、あまねく日本全土を覆い尽くしている。
この社会の問題も、ひとつながりであまねく日本全土に存在しているにも関わらず。

そこから逃れられる特権なんぞ存在しないし、「児相」や「貧困」や「福祉」などとかかわりのある人間どもと自分たちは違うんです、自分らだけが「キレイ」で「美しい」などと考えること自体、向き合うべき問題を排除し、切り捨てようとする深刻な不潔恐怖症の病理である。

きちんと治療なさった方がいい。